我が家では2週間に一度、図書館で10冊の絵本を借りて、娘と楽しんでいます
今回は最近読んだ10冊の絵本の中で娘の反応がよかった絵本「ひよこ」「おいしいよ」を紹介します
「語りかけ絵本 ひよこ」の紹介
2017年に大日本図書から出版された絵本で、作者はこがようこさんです
こがさんは長年、本や紙芝居などで声だけでおはなしを届ける活動をされていて、この活動の中から生まれたのが「語りかけ絵本」シリーズです
「語りかけ絵本 ひよこ」はひよこを題材に、鳴き声や動きを通して、子どもに自然な語りかけができる絵本です
対象年齢は0~2才、大きさはA4より横幅が少し大きい形で、全24ページです
「語りかけ」のすごさ
この本の最大の特徴は「誰でも自然な語りかけができる」ことです
娘には0歳のときから絵本を読み聞かせていますが、「どう読んでいいかわからない」とか、「自分の読み方が正しいのか」「ちゃんと読んであげられているのか」という悩みや不安を感じていました
そんな中、いつもどおりこの絵本を読んだところ、娘が笑顔で私を見つめ、ひとつひとつの言葉に大きく驚き、笑ってくれていました
1冊通して反応が続いていたことがなかったので、これには非常に驚きましたが、素直にうれしかったです
調べたところによると、「語りかけ絵本」シリーズはそのまま読めば、自然と語りかけができるよう工夫されているとのことです
また、後から気づいたのですが、この絵本の最後には語りかけの「ちょこっとヒント」が書かれていて、読み手の意識するポイントが示されていますので、どうしても読み聞かせに苦手意識がある方はヒントを参考にすることもできます
ちなみに、最初にこの絵本を読んだときはこの工夫を知らなかったので、自分の読み聞かせの実力が格段に上がったものと勘違いし、めちゃめちゃ気持ちを入れて他の絵本を読んだところ、娘が他の遊びを始めました。残念。
「おいしいよ」の紹介
2004年にブロンズ新社から出版された絵本で、作者はやまだうたこさんです
やまださんは絵本作家でありながら、カレルチャペック紅茶店という紅茶専門店のオーナーでもあり、紅茶店で商品のパッケージに絵を描いていたところ、デザインが編集者の目に留まり、絵本の出版に繋がったそうです
「おいしいよ」は赤ちゃんに初めて読ませる本「ファーストブック」のシリーズのひとつで、息子さんが赤ちゃんの時に気に入ったボードブックやその時に得た気づきをヒントにこのシリーズが生まれたそうです
めくりやすいボードブック、どのページを開いても楽しめる構成、お父さんが読んでも恥ずかしくないシンプルな言葉遣いなど、随所に細やかな工夫が散りばめられています
「おいしいよ」はあかクマくんがいろいろな食べ物を食べていく内容で、子どもにもわかりやすい構成になっています
最後に
今回は「ひよこ」「おいしいよ」を紹介しました
特に「語りかけ絵本 ひよこ」は、絵本の読み聞かせに自信のない方にはぜひ一度手に取っていただきたい絵本です
この絵本を繰り返し読んでいると、語りかけのポイントが徐々に理解できるので、読み聞かせの上達にもなると思います
また、絵本の力を借りて、お子さんの笑顔を引き出し、コミュニケーションがうまくいくと、お子さんがもっとかわいく見えてくると思います
ぜひ読み聞かせを楽しんでください
コメント